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部活動の変革

「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」というものが決まったそうです。私がよく見るニッカンスポーツHPのコラムによると、中学校までの部活動において週2日の休みを設けるべきというガイドラインに、高校の部活動も含むことになり、コラムを書いた人が問題視しているようです。

著者は「部活動に青春をかける生徒たちのことを考えたことがあるのか」というような論調で、政治主導で生徒の人生を左右するような決定をするのが横暴ではないのかと問いかけています。言いたいことは分からないでもないですが、そんなに重大な決断であるならば、それこそ政府主導でやるのが適当なことではないのでしょうか。

「働き方改革」という一連の大きな改革の中で、教員の負担軽減による教育の正常化ということも重要な目標として掲げられています。すなわち、従来の「顧問の先生が一生懸命部活を指導する」というタイプの部活動を一度リセットしないと教員の働き方改革が成し遂げられないというのが政府・省庁の判断なのでしょう。正しいことだと私は思います。

改革を徹底するには従来の枠組みを破壊することも必要です。「今までの伝統が~」とか「部活動を熱心にやりたい先生もいるんだから~」のようなものをいちいち顧慮していたら徹底できません。枠組み自体を変えようというのは普通の考えです。新たな枠組みを導入した上で、個々のケースについて当てはめてゆくのが正道です。

そもそも、結構前から政府は年齢に縛られないクラブチームなどのスポーツ組織の浸透を図っています。学校を出たら終わりの部活動と違い、生涯続けられるようなスポーツクラブならば健康維持にも役立ち、運動不足起因の医療費を削減する狙いもあります。部活動主軸のスポーツをクラブチーム主軸に変えたいという含みもあるのでしょう。

「顧問」についても教員を外す方向に動いているようですし、学業と部活動の両立に悩んでいたのは生徒だけではなく教員も同じです。教員個人の負担が減ることで教育にも部活動にも力が入り、週5日の部活動で飽き足らないのであればクラブチームで専門家の指導のもと汗を流すというスタイルが完成すれば、今より良くなる可能性のほうが高いと思います。

というようなことを書いてくれた方がコラムらしくて私は好きなのです。何でも政府批判をするんじゃ一般紙と変わらんでしょうに。

ニッカンスポーツさんのニッカン式スコアは見やすいのでよく参照します。ただで見せてもらって文句を言うのは本意じゃないのですが、ちょっとストレスを感じたのでつい書いてしまいました。今年も野球取材をよろしくお願いします。
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Author:伊勢守(いせのかみ)
埼玉在住の歴史好き、かつカープファンです。歴史のはなしを書こうと思って始めたのにいつのまにかカープのはなしばかりに…。

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